◆連載中
亡国の騎士姫 | |
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そう言われたのは果たしていつのことだっただろう。問いかけたあのひとは儚げで、すがるように自分を見ていた。 「私はあなたの……あなただけの騎士だ。もしもあなたが望むなら、このまま一緒にどこか遠くへ逃げたって構わない」 初めてフィオに会ったときから、彼女のために生きて彼女のために死ぬのだと決めていた。これから先どんなことがあっても、それは変わらないだろう。
彼女のためなら何だって出来る。少なくともこのときは、フランシスは本気でそう思っていた。 |
◆その他
<短編小説>
2020.01.23 彼方に煌めく
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